私が担当した仕事で印象に残っている仕事は平成26年の春にお手伝いさせていただいたお客様です。
この仕事は私にとって初めての一人での打合せ。
そしてそのお客様は私の会社の取引先の方でした。
他の先輩社員の方はお客様とお互いに顔見知りの関係でしたが入社して間もない私とそのお客様とは初対面。
お客様も「ベテランの知っている人が担当のほうがいいなぁ」といった顔つきでした。
打ち合わせの当初は私とお客様との関係も良いとはいえないものでした。
そんなある日、お客様が故人のお供えへと1つの団子を持ってきたのです。
「故人様甘いものお好きだったのですか?」私は聞きました。
「はい、このお店に団子が好物だったのですよ」とお客様。
私は「これだ」と思いました。
お通夜当日に私はその故人様がお好きだったという隣町のお店の団子を買ってきて故人様のもとにお供えをしたのです。
すると遺族の方達は「ありがとうございます」と深々と若い私に対して頭を下げてくれたのです。
その後はお客様とのコミュニケーションも円滑に進み、葬儀終了後には「私前さんのファンになっちゃった」というお言葉をいただきました。
この言葉を頂き、「この仕事はお客様の感謝の言葉が直接聴けるすばらしい仕事だな」と感じました。
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